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建通新聞社(東京)
2019/02/19

【東京】都 立川東大和線構造変更でアセス書

 東京都は「立川都市計画道路3・3・30号線立川東大和線(立川市羽衣町2丁目〜栄町4丁目)」の構造変更に伴う環境影響評価書案をまとめた。JR中央本線の高架化に伴い、当初はアンダーパスで計画していた構造を平面とし、既定の計画幅員20・7〜33・7bを28bに変更する。道路の整備や供用に伴う大気汚染や騒音・振動、土壌汚染などへの影響について、評価の指標を満足するものだと結論付けている。今後、環境影響評価手続きの進展を踏まえて都市計画を変更、2021年度に事業化して24年度に着工する考えだ。
 立川東大和線は、立川市羽衣町2丁目の都道145号立川国分寺線との交差部と、東大和市蔵敷の都道5号新宿青梅線(青梅街道)の交差部を結ぶ延長7・8`の都市計画道路で、多摩南北道路4号線の一部を構成する。
 このうち今回の事業区間は、起点である都道第145号の立川市立第六小学校付近から北進し、JR中央本線や立川3・2・10号と交差後、立川国際中等教育学校や陸上自衛隊東立川駐屯地などの西側を通って都道第43号(芋窪街道)を終点する延長約1・7`。4車線の車道(幅員17・5b)の両側に歩道(同5・25b)を配置する。歩道部に自転車通行帯を設け、植栽によって歩行者ゾーンと分離。合わせて歩道下に電線共同溝を敷設する。
 JR中央本線との交差部についてはこれまで、線路をアンダーパスする形を想定していたが、線路を高架化することに伴って道路を平面構造にするよう都市計画を変更。幅員を前後区間と同様に28b(4車線)とする。これに合わせ、立川3・2・10号と立川東大和線の立体接続に関連して計画していた「立川3・2・10号支線1」を廃止する。
 交差する主な道路は都道第145号、国立3・4・8号、立川3・2・10号、立川3・4・12号、立川3・4・25号、都道第16号立川通り、都道第43号芋窪街道で、全て平面交差とする。
 21年度に事業化して用地買収を開始し、24年度に工事に着手、30年度に供用することを予定している。

提供:建通新聞社