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北陸工業新聞社
2019/02/19

【新潟】補正と一体の防災・減災対策/花角知事が提案理由説明/県議会2月定例会 

 新潟県議会2月定例会は18日開会し、花角英世知事が提案理由説明を行った。
 18年度の一般会計補正予算495億4345万4000円および19年度一般会計予算の総額1兆2597億1000万円など75議案を上程した。
 冒頭、花角知事は18年7月から見直し作業を進めてきた総合計画の改定案に関し「住んでよし、訪れてよしの新潟県を基本理念に掲げ、県民最優先の基本姿勢の下で全力で取り組んでいく。その実現に向けて第一歩を踏み出す」と話し、自身初となる予算編成に理解を求めた。
 主要地方道課題の1つに位置付ける、『安全に安心して暮らせる新潟』について「一段加速した防災・減災対策の推進。災害から県民の命と暮らしを守るため、国の緊急対策も最大限に活用しながら補正予算案と新年度予算案を一体とした対応により、河川改修をはじめとする治水・土砂災害対策などを集中的に実施していく」との考えを強調。加えて、治水安全上、特に重要な堤防については専門家による一斉点検を行うなど事前対応を強化するとした。河川の浸水想定区域図が未策定の河川では「前倒しで完了させるとともに、農業用ため池など農業水利施設の対象を拡大して地震・豪雨に備えた点検を行い、市町村のハザードマップ作成を支援するなど災害発生時の適切な避難行動につなげていく」と話した。
 にぎわいのある港の実現では「18年度に策定予定の万代島将来ビジョンを踏まえ、万代島地区の施設間アクセス改善等に向けた調査を実施するなど新潟市と連携する」と述べ、水辺空間のにぎわい創出に積極的に取り組む姿勢を示した。

hokuriku