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建通新聞社(中部)
2019/02/15

【岐阜】関市の2019年度当初予算案 過去最大規模

 関市は、一般会計が前年度当初予算比6・5%増の394億9300万円とし、総額でも同3・1%増の649億4340万円となる2019年度当初予算案を発表した。ともに過去最大規模の予算となる。
 会計別に見ると、特別会計のうち下水道が23億9140万円(同26・5%減)、農業集落排水事業は8億8500万円(同12・1%増)、水道事業会計は29億4300万円(同5・9%増)となった。性質別予算で普通建設事業費は54億9148万円(同27%増)。
 増額の要因は、普通交付税は縮減しているが、ふるさと納税の増加により歳入が見込めたことや、刃物ミュージアム回廊整備、学校給食センター整備などにより歳出が増えたため。特別会計は農業集落排水事業などで増加しているが、下水道は浄化センター汚泥焼却処理設備の長寿命化工事が終了したため減額している。
 主な新規事業としては、「平成30年7月豪雨」により被害を受けた津保川の水害対策検討に4000万円、市街地中心部に横丁建物を整備するまちなかチャレンジ横丁に2491万円を挙げる。
 市が掲げる防災・減災対策として、津保川水害対策検討の他、ハザードマップ作成に1230万円、河川監視カメラ整備に600万円。道路防災整備に3600万円、河川・排水路整備に1億1100万円を付け、子育て支援・高齢者の生きがいづくりとして公園整備に1613万円を付けた。
 さらに第5次総合計画で掲げる政策を推進するため、関商工高等学校施設整備に6300万円、刃物ミュージアム回廊整備に8億3022万円。文化会館整備に2億2920万円、市民球場整備に2000万円、都市計画道路整備に3億3709万円、し尿処理場改築検討に1069万円。土地区画整理事業に2億1215万円、農業集落排水施設ストックマネジメント事業計画策定に4500万円、板取事務所複合化改修に2億8360万円。公民センター耐震補強工事などに4080万円、市営住宅改修に4885万円、特殊建築物等定期調査に3530万円を付けた。

提供:建通新聞社