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建通新聞社
2019/02/20

【大阪】もと城東区役所跡地 病院施設など提案

 大阪市城東区は、2016年3月に供用を廃止した「もと城東区役所跡地」の有効活用に向けたマーケットサウンディングを実施し、民間事業者との対話結果を公表した。対話には14団体が参加し、病院や特別養護老人ホーム、分譲マンションなどの整備を提案。区では今後、提案内容を踏まえて、区民ニーズや売却価格の面から公募条件の検討を進めていく。
 対象地の所在地は、大阪市城東区中央3ノ41ノ2。区内中心部に位置し、国道1号に隣接している。用途地域は商業地域で、建ぺい率80%、容積率400%。敷地面積は3147平方bで、もと区役所構造物(鉄筋コンクリート造3階建てなど7棟)が現存している。
 区では同地について、価格競争による単純売却ではなく、医療・福祉などの地域福祉利用目的で活用することを想定している。区が求める機能に対しては、保育所、病院(病床あり)、クリニック(医療モール含む)、特別養護老人ホームなどを整備する提案があった。また、求める機能以外では、分譲マンション(高齢者向けマンション含む)、賃貸マンション、店舗、健康増進施設などの提案があった。
 敷地については、全提案者が対象地域全面を活用することを希望した。また、建物の規模については、6者が20階建て未満、1者が31階建て以上を希望。残りは未定とした。
 地域住民からは、防災拠点としての病院の必要性や、子育て支援策としての病児・病後児保育の必要性も踏まえた利活用が求められている。区ではこれを踏まえ、事業者の公募条件を精査していく考えだ。
提供:建通新聞社