トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

鹿児島建設新聞
2019/02/20

【鹿児島】九州地整第2次補正予算配分額/直轄38億 ゼロ国15億

 国土交通省九州地方整備局は、第2次補正予算の配分額を明らかにした。重要インフラの緊急点検結果等を踏まえた「防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策」のうち、初年度の対策として速やかに着手すべきものを計上。本県関係の直轄に38億1400万円を追加、ゼロ国債は15億1900万円を設定した。指宿港海岸では、護岸改良と養浜整備を前倒しするほか、国道225号の電線共同溝は小松原地区や谷山地区の予備設計を行う。 

 緊急対策では、直轄国道の舗装や構造物等の補修、国道10号では冠水対策として排水施設を補修する。電線共同溝では、新栄地区を推進するほか、次のステップに向け予備設計も実施。国道3号の交通安全対策では、神村学園前駅に横断歩道橋設置に向け下部工を行う。 
 指宿港海岸侵食対策は、4億4100万円の追加とゼロ国債6億円の事業費により、公有水面埋立の承認を踏まえ、護岸改良と養浜整備を進める。 
 名瀬港では、立神地区の防波堤(沖)の災害復旧。川内川は各地区の河道掘削、肝属川が樹木伐採等を予定した。 
 道路改築では、ゼロ国債を東九州自動車道が4億5000万円で橋梁上部工や改良、南九州西回り自動車道「芦北出水道路」は1億5000万円で法面処理等を行う。 
 執行に向けた方針は、適正価格での契約、地域企業の活用に配慮しつつ、適切な規模での発注等に取り組む。併せて、早期発注を通じた施工時期の平準化、ICT活用や適切な工期設定等による週休2日の実現等の働き方改革を目指す。 


■交付金関係 
 33億を配分 

 県や各自治体に配分する交付金のうち、緊急対策分の防災・安全交付金は、28億2442万円、社会資本整備総合交付金が2億5204万円の計30億7647万円を盛りこんでいる。通常分の防災・安全交付金は3億380万円を計上。合計で33億8027万円だった。