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日本工業経済新聞社(群馬)
2019/02/21

【群馬】県県土整備部が自転車活用推進計画の原案示す

県県土整備部は、自転車道などを整備する自転車ネットワーク路線の改定を行う自転車活用推進計画の原案を示した。既存のネットワークから自転車の交通量などにより路線を追加し、長期的に整備を進める。
既存のネットワーク路線は約1500qで計画。歩道整備を基本にこれまで1140qで完了している。策定にあたり、自転車の事故・交通量が多い路線、通学に利用されている路線などの基準で見直しを実施。
自転車道、自転車専用通行帯、矢羽型路面標示による整備を推進する。
整備は、道路拡幅事業があるものは、工事に合わせて自転車道の整備を検討。できない場合は専用通行帯を実施。
拡幅事業がない路線は、暫定整備として歩道がない区間は専用通行帯と矢羽型路面標示。歩道がある場合は路線の状況によって対応を検討。
自転車道は歩道と車道から縁石などで分離し有効幅員2m以上を確保することを原則とする。
専用通行帯は、車道側に1・5m以上確保することを基本とし、車線側にベンガラ色で帯状にカラー舗装を行う。
矢羽型路面標示は、車道内にベンガラ色で表示し、自動車への注意喚起を行う。
ネットワーク路線以外についても、通学路や交通事故が発生している区間などについては整備を検討する。
公共交通との連携強化による自転車利用を促進するため、鉄道駅・バス亭への駐輪場整備なども計画している。
計画期間は2019〜28年度の10年間。目標として◇安全で快適な自転車通行空間の実現◇自転車の安全利用意識の醸成◇公共交通との連携強化による自転車利用の促進◇観光来訪の促進、地域活性化の支援−を設定。中高生への教育・市道や交通安全意識向上、他都県と連携したサイクリングロードの活用といったソフト面と安全な走行空間を確保するなどのハード面で各種施策に取り組む。