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　石川県警察本部は、老朽化の著しい「七尾警察署庁舎」（七尾市藤橋町亥４５番地１）について、新年度から建て替え事業に新規着手する。１９年度実質当初予算案に庁舎建設費として２億６４３４万５０００円（うち債務負担行為６２００万円）が盛り込まれ、設計などに取り掛かっていく。
　整備計画によると、現在地から移転し、新庁舎施設を建設する方針。県警本部では３カ年事業とし、初年度は移転先の用地取得や、基本・実施設計業務などを進める。２０年度から建設工事に着手し、２１年度中の完成、業務開始を目指す。
　現七尾署庁舎は１９７６（昭和５１）年３月の完成で、建設規模はＳ造５階建て延べ１７１４・５９平方メートル。県下１２署の中では最も古く、施設の老朽化に加え、執務スペースも手狭だった。
　なお、同署には警務、会計、生活安全、地域、刑事、交通、警備の各課を配し、管轄区域は七尾市及び中能登町となっている。

／山の上町交番移転、金沢中署設備大規模改修も／

　石川県警察本部は、１９年度実質当初予算案に交番等建設費１億５４９万円、庁舎等整備費４億８２４万７０００円をそれぞれ計上している。
　交番の建設整備では、新規に金沢東警察署「山の上町交番」の移転整備に取り掛かる。また、１８年度からの継続事業である大聖寺警察署「山中交番」の建て替え整備を促進する。
　一方、庁舎等整備費を充て、金沢中警察署庁舎における老朽化した設備の大規模改修工事や、安全対策強化の一環で県下の全交番への防犯カメラ整備工事を実施する。