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滋賀産業新聞
2019/02/25

【滋賀】東近江市の2019年度当初予算案

 東近江市は、きょう(25日)開会の市議会3月定例会に、一般会計498億円、特別会計230億7080万円、企業会計86億5586万円からなる総額815億2666万円の19年度当初予算案を上程する。
 一般会計の対前年度当初比は0・6%(3億円)の減となっているが、市は「幼児教育費無償化に伴い公立保育園等の施設型給付の予算計上を見直したことによるもので、実質的には16年度に次ぐ過去2番目の積極型予算」だとしている。普通建設事業費は0・1%(648万円)増の50億2470万5千円を確保した。
 特別会計は、国民健康保険特別会計(施設勘定)が永源寺診療所の改築に係る設計費の計上などにより1・6%(1900万円)増、農業集落排水事業特別会計が公共下水道に接続予定がない処理区の施設長寿命化を図るための機能診断調査費の計上などにより4・2%(5600万円)増となり、8会計で0・2%の増。企業会計では、水道事業会計が1・5%(4447万円)、下水道事業会計が1・0%(5249万円)のいずれも微増となっている。
 市は、「総合計画に定める将来像『うるおいとにぎわいのまち』の実現に向け、豊かな自然や歴史・文化などの地域資源に磨きをかけるとともに、第1次まち・ひと・しごと創生総合戦略の最終年度、総仕上げの年として、10年後、20年後を見据えた基盤固めとなる施策に対して予算の重点化を図り、これまで全国に先駆けて取り組んできた福祉、環境、農業などの施策をさらに前進させ、多様で豊かな資源を最大限生かし、『誰もが健康で明るくいきいきと輝きながら、素晴らしい人生を過ごすことができるまち』を目指した予算を編成した」としている。
 主な施策は、「重点施策@働き住み続けたい活力ある東近江市の創生」で▽工場等立地促進奨励金3億4821万円▽中心市街地にぎわい創出7473万円▽延命新地街なみ環境整備補助2460万円など。
 「重点施策A行きたくなる住みたくなる魅力ある東近江市の創生」で、▽観光資源ブランド化推進1億8837万円、▽近江鉄道太郎坊宮前駅等改修事業6690万円▽(仮称)布引の森整備事業658万円▽図書館施設整備7635万円▽社会体育施設整備9億0187万円▽文化的景観保存1078万円など。
 「重点施策B若い世代が希望をかなえる夢のある東近江市の創生」では、▽認定こども園施設整備10億7166万円▽民間保育所施設整備支援3億2828万円▽学校施設整備1億2495万円など。
 「重点施策C誰もが安心して暮らせる豊かな東近江市の創生」で、▽道路の整備9億1873万円▽河川等排水対策6110万円▽急傾斜地崩壊対策8280万円▽道路・橋梁・トンネルの長寿命化2億9260万円▽市営住宅新大森団地改築〔第二期〕整備1億5069万円▽高齢者福祉施設等基盤整備補助2億2543万円―などを盛り込んだ。

提供:滋賀産業新聞