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建通新聞社(神奈川)
2019/02/25

【神奈川】横須賀市 新病院25年夏開院目指す

 横須賀市の上地克明市長は2月18日、市議会の施政方針演説で、うわまち病院の移転建て替えについて説明し、神明公園に建設する新病院は6年後の2025年夏のオープンを目指していく考えを改めて示した。その上で、19年度は外来部門や入院病棟、手術室などをどのように配置するのが最適であるかなどを定める基本計画の策定に取り組むとした。
 さらに、うわまち病院の跡地利用についても、市が責任をもって取り組むとし、「上町のにぎわいを復活させることができる中期的な視点をもって、夢のあることをしっかりと考えていく」と語り、当面、19年度は進入路部分の拡幅作業に向けた測量を実施すると説明した。
 一方、建設予定地をポートマーケット駐車場部分に決定していた(仮称)中央こども園については、駅からの距離やバスの不便さ、大きな道路を渡る危険さなどが指摘されたことから、建設地を再検討。その結果、消防局庁舎の向かいにある職員厚生会館をリノベーションして整備することに変更したことを報告した。職員厚生会館の機能は勤労者福祉会館へと移転させる方向で調整を進める。(仮称)中央こども園の開園時期は22年度を目指す。
 この他、ソレイユの丘の拡張などについては、マーケットサウンディング調査を実施したところ、複数の大手事業者から参画意向が示されたといい、今後、事業者公募に向けた準備を進めていく姿勢を示した。こうした民間事業者の動きを見据えて、19年度に土地利用活性化委員会を発足させ、目指すべき方向性を検討していく考え。この方向性を実現すべき手段の一つとして用途地域などの見直しを行い、従来の規制では、これまでできなかった施設の建て替えや新たな施設整備への誘導を目指す。

提供:建通新聞社