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建通新聞社(神奈川)
2019/02/26

【神奈川】県警本部 19年度に緑署新築工事

 神奈川県警察本部は、2019年度に緑警察署新築工事と田浦警察署耐震補強工事、津久井警察署新築設計に着手する方針。緑署は現在の規模を上回る、延べ床面積約3600平方bの新施設に建て替える計画。21年度までの継続事業として実施するもので、19年度予算額は6300万円(総予算額は21億5300万円)としている。田浦署の耐震補強工事費は1億8000万円、津久井署の設計費は9280万円とした。
 緑署は、現施設(横浜市緑区台村町135ノ14、鉄筋コンクリート造4階建てなど総延べ床面積2215平方b)の狭あい化、老朽化を受けたもの。耐震診断の結果、大規模な補強が必要とされたため、緑区中山町93ノ1の敷地4348平方bに新施設を建設することになった。
 規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ3416平方bの庁舎などで構成。災害時の応急活動拠点としての機能を整備する他、災害時の電力確保などを理由に太陽光発電設備を整備する。設計は金子設計(横浜市磯子区)が担当。
 各年度の予算額は19年度6300万円、20年度13億7200万円、21年度7億1800万円。
 田浦署の耐震補強に向けては、ARCHITO一級建築士事務所歩く人(葉山町)で実施設計が進む。横須賀市船越町5ノ31の敷地1442平方bに立つ既存施設は、鉄筋コンクリート造3階建て延べ1800平方b(本館)。1961年度に完成した。
 また、設計費を盛った津久井署は、津久井合同庁舎(相模原市緑区中野937ノ2)の現本館棟敷地が整備地とされている。調査基本設計は山下テクノス神奈川事務所(横浜市神奈川区)が担当。同設計のプロポーザル時に示されていた計画規模は鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ3086平方b(庁舎)。
 県警は、合同庁舎本館棟を解体した上で、津久井署を建設する。完成見込みは22年度とされている。

提供:建通新聞社