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建設経済新聞社
2019/02/26

【京都】西京区総合庁舎整備で計画費 1期目の土地1400uの取得も

 京都市は、西京区役所と保健福祉センターを一体化した総合庁舎の整備に向け、31年度当初予算案に3億5300万円を新規計上した。
 文化市民局は、西京区総合庁舎整備に事業費1330万円を盛り込み、基本計画の策定などを進める。
 また現庁舎の東隣の上下水道局西京営業所跡地の土地を取得するため、土地取得特別会計に土地取得費を盛り込んだ。
 西京区役所(西京区上桂森下町25−1。SRC造地下1階地上6階建、延4494u。昭和53年6月築)は、保健福祉センターの一部(子どもはぐくみ室など)が離れていることから、都市再生機構(UR)上桂住宅と合築となっている現庁舎の有効活用を図りつつ、東隣の上下水道局西京営業所跡地(西京区上桂森下町27−1、約1400u)とその南側の西京区役所立体駐車場敷地(西京区上桂森下町25−10、約1300u)の約2700uを取得し活用、新たな総合庁舎整備を進める計画。用途地域は近隣商業地域(建ぺい率80%、容積率300%)。高さ規制は20m。
 新たな西京区総合庁舎は2期に分けて整備する。
 1期目は、現庁舎の有効活用を図りつつ、上下水道局西京営業所跡地に新庁舎を建設。現在の保健福祉センター別館の機能と統合する。併せて、区民交流スペースなどの設置を検討する。
 2期目は、区民のニーズや社会情勢の変化を十分に見据えた上で、URとの土地賃貸借契約期間(50年10月まで)を念頭に、現区役所の立体駐車場敷地を活用し、1期目で整備する新庁舎と一体となるよう、庁舎を増築する計画。
 昨年10月に市会で報告したスケジュール案によると、32年度から33年度前半頃にかけて設計等を進める。33年度後半頃から工事に着手し、34年度中に完成させ、35年度の供用開始を目指す。