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滋賀産業新聞
2019/03/04

【滋賀】日野町の2019年度当初予算案

 日野町は、1日に開会した町議会3月定例会に、一般会計90億5900万円、特別会計(7会計)55億6816万円、企業会計8億7653万2千円からなる総額155億0369万2千円の19年度(平成31年度)当初予算案を上程した。会期は26日まで。
 一般会計の対前年度当初比は6・2%(5億2500万円)の増となり過去2番目の規模。投資的経費も34・8%(2億8536万2千円)増の11億0615万6千円。特別会計・企業会計では、公共下水道事業会計が5%(4620万円)減の8億8093万7千円、農業集落排水事業会計が1・3%(239万6千円)増の1億9343万3千円、水道事業会計(収益的支出・資本的支出の合計)が10・5%(1億0240万8千円)減の8億7653万2千円などとなり、一般・特別・企業会計の総額は2・6%(3億8662万6千円)の増となっている。
 編成にあたっては、「社会保障関係費の増、多岐に渡る行政需要等により引き続き厳しい状況が続いている」としつつ、「19年度は町村合併65周年に係る事業や『ひびきあい「日野のたから」を未来へつなぐ自治の力で輝くまち』を将来像に掲げた第5次総合計画が9年目を迎え、計画期間が残り2年となる中で計画に位置づけられた事業を着実に実施するとともに、地方創生『日野町くらし安心ひとづくり総合戦略』に掲げる施策など、住民生活に大きな影響のあるもの、真に町の発展につながる施策や事業を優先的に実施できるよう、限られた財源の中で重点施策へ予算を配分。また、生活インフラ整備の推進だけでなく、住民本位の視点に立ち日々の暮らしを応援できるよう、独自の福祉施策の拡充や、教育施策、商工業や農業の発展、防災・災害対策など、多くの事業を同時展開する編成を行なった」としている。
 一般会計の歳出区分(目的別)で見ると、【農林水産事業費】が畜産・酪農収益力強化整備等特別対策事業の皆増(5億2294万2千円)により全体で105・5%(4億9590万3千円)増の9億6612万8千円、【土木費】は都市公園施設の長寿命化計画策定や社会資本総合交付金事業による道路改良工事などが増額することなどから全体で4・7%(3624万8千円)増の8億0398万6千円、【消防費】が防災行政無線の実施設計などにより3・8%(1316万9千円)増の3億6108万8千円となり、一方、【総務費】は日野警部交番西大路連絡所用地整備の皆減などにより4・5%(4332万2千円)減の9億1990万9千円、【教育費】は小・中学校や町民会館わたむきホール虹の長寿命化計画策定など増額要因があるものの、日野小学校特別支援教室改修、西大路公民館駐車場用地整備などの皆減により2・5%(3032万8千円)減の11億9134万8千円―などとなっている。

提供:滋賀産業新聞