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建通新聞社(東京)
2019/03/07

【東京】都 府中、日野など4校 20年度に解体や新築など工事開始

 東京都教育庁は、改築や新築を計画している府中高校と日野高校、中野工業高校、小中高一貫教育校の4校について2019年度に実施設計作業を進め、20年度に既存施設の解体や新築工事を開始する考え。
 府中高校(府中市栄町3ノ3ノ1、敷地面積3万0769平方b)では、北校舎・南校舎・東校舎・西校舎で構成する既存校舎の老朽化が著しいため取り壊し、鉄筋コンクリート造3〜4階建て延べ9300平方b程度の規模に建て替える。屋内プールを併設した体育館・武道場(鉄筋コンクリート一部鉄骨造2階建て延べ2838平方b)は内外部を改修して利用する。
 仮設校舎を設置した上で20年度に既存校舎を解体し、21〜22年度に改築工事を実施する。23年度に外構グラウンドの改修、24年度に武道場・体育館の改修を行って事業を完了させる予定。設計業務は松田平田設計(港区)が担当している。
 日野高校(日野市石田1ノ190ノ1、敷地面積3万6277平方b)では、老朽化している校舎棟や特別教室棟、体育館棟、武道場棟などを全て取り壊して建て替える。新築する建物の規模は、校舎棟が延べ床面積1万0497平方b、体育館・プール棟が同2755平方bを想定。
 20年度に1期工事として校舎棟の改築に着手し、22年度に完成させる。同年度中に2期工事として既存校舎棟の解体を開始し、23年度に完了させる。続く3期工事では23〜24年度の2カ年で体育館・プールの改築を実施。24〜25年度に行う4期工事で既存体育館・プールを解体し、最後に5期工事として25年度にグラウンドを改修し事業全体を完了させる予定。設計は松田平田設計の担当。
 中野工業高校(中野区野方3ノ5ノ5、敷地面積1万4205平方b)では、既存建物の老朽化や耐震化に対応するため、隣接する中野区立第六中学校跡地に仮設校舎を整備した上で、延べ床面積7453平方bの校舎棟や5491平方bの実習棟を新築する。
 基本設計を担当している山下設計(中央区)で19〜21年度に実施設計を進める。並行して20年度に既存校舎棟の解体工事、21年度に仮設校舎の設置工事を実施する。22年度に実習棟とアリーナ施設の新築工事を始め、24年度に完成させる。同年度中に既存の新実習棟と体育施設棟を解体するとともに、校舎棟と体育施設棟の新築工事を24〜26年度で実施。27年度に既存の実習棟を解体し、第六中跡地をグラウンドとして再整備して事業を完了させる計画だ。
 小中高一貫教育校の整備では、立川国際中等教育学校に、6学年14学級(定員480人)の付属小学校を新設する。中学校の南西側にある曙グラウンド(国立市北3ノ36ノ2)に、体育館やプールを含め延べ床面積約8800平方bの規模の施設を建設する。付属小学校と中学校は道路を隔てて配置する格好になるため、空中歩廊を整備して中学校と小学校を連絡する。
 20年度に既存施設を解体し、同年度中に校舎新築工事に着手。22年度までに完成させる。その後、22〜23年度にグラウンドを整備して事業全体を完了させる予定。設計は石本建築事務所(千代田区)が担当している。

提供:建通新聞社