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建設経済新聞社
2019/03/07

【京都】京阪鳥羽街道駅バリアフリー化 31年度以降に事業実施へ

 京都市は6日、京阪鳥羽街道駅と周辺道路のバリアフリー化の概要をまとめ、東福寺地区バリアフリー化基本構想連絡会議に報告した。
 東福寺地区(鳥羽街道エリア)バリアフリー化基本構想案に、駅と道路のバリアフリー化の事業内容と目標年次などを盛り込んだ。
 構想案によると、生活関連施設として鳥羽街道駅、稲荷山武田病院、京都久野病院、東福寺を設定。生活関連経路として@一般市道本町通(東福寺南大門付近〜一般市道鳥羽道(十条通))A一般市道一橋緯19号線、一橋緯2−1号線(本町通〜稲荷山武田病院)B一般市道鳥羽道(十条通)(鳥羽街道駅前歩道西側〜本町通)C一般市道本町通(一般市道鳥羽道(十条通)〜京都久野病院)を設定した。重点整備地区は鳥羽街道駅を中心に、南側は京都久野病院付近、東側は稲荷山武田病院付近。
 鳥羽街道駅のバリアフリー化では、公共交通特定事業として、京阪電気鉄道鰍ェ、▽淀屋橋方面改札口の新設▽改札口とホームの間にスロープを新設▽男性用、女性用トイレの新設▽男女共用の多機能トイレの新設▽トイレ入口に展示案内板を新設▽券売機下の壁面を後退▽駅入口の展示案内板の改良を32年度末までに実施する。淀屋橋方面改札口の新設で地下通路を通らずに淀屋橋方面ホームが利用できるようになる。なお公共交通特定事業の実施では国、京都府、京都市が協調して必要な助成を行う。
 道路のバリアフリー化では、生活関連経路@の一般市道本町通でカラー舗装などの歩行空間の明確化を32年度末までに可能な限り実施する(一部の道路は実施済)。生活関連経路Aの一般市道一橋緯19号線、一橋緯2−1号線でカラー舗装などの歩行空間の明確化を32年度末までに可能な限り実施する。生活関連経路Bの一般市道鳥羽道(十条通)は29年度の道路改良工事でバリアフリー基準に適合化、生活関連経路Cの一般市道本町通は稲荷地区の整備で歩行空間を明確化した。
 今後は3月末までに基本構想をまとめ、その後、31年度以降に特定事業計画(公共交通特定事業計画、道路特定事業計画)の作成・改訂を行った上で、事業の実施(バリアフリー化整備の実施)となる。