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北陸工業新聞社
2019/03/15

【福井】新幹線建設ピーク資材確保に奔走など/グッドジョブ賞の27人たたえ西川知事が表彰/県政発展へ優れた成果/勤務意欲と業務効率の増進に貢献/−県− 

 福井県は14日、職務に精励し、優れた成果を上げた職員を「グッドジョブ」受賞者として称え、西川一誠知事から一人ひとりに表彰状を手渡した。庁内で。
 今年度の対象事業は10件で、職員は主任や主査ら若手中心の計27人。天皇・皇后杯獲得の快挙を遂げた福井しあわせ元気国体・障スポ従事の全職員も賞賛した。西川知事は「県民の安心安全や利便性向上に奔走し、現場へ人一倍に足を運び、課題解決へ活躍した」と労をねぎらい、4年後の新幹線開通も視野に「100年に一度の大きな変革期を迎え、県政発展へ、より高い段階に引き上げるため、切り拓く強い姿勢で」などと述べ、一層の奮起を促した。
 受賞者のうち、総合政策部新幹線建設推進課の廣部雄一参事、中川毅信主任、窪田吉倫主事の3人は、北陸新幹線建設ピークの資材確保等に奔走し、23年春の敦賀開業を堅持した功績が評価された。廣部参事は特に、生コンの安定供給へ鉄道機構と業界組合等と連携を進めた点を振り返った。
 また土木部福井土木事務所の安井幸市郎道路第二課長、高嶋康之主任、竹原良祐主事の3人は、国道305号の大規模土砂崩れに対し迅速対応。観光シーズンに間に合うよう仮設迂回道路を開通させた点が評価された。
 このほか、クレジットカードでの自動車税納入を可能に(総務部税務課3人)、世界初の年縞博物館誕生(安全環境部自然環境課2人と同部年縞博物館4人)、県初のドクターヘリ運航開始(健康福祉部地域医療課2人)、地元企業の事業承継を短期実現(産業労働部産業政策課1人)、幕末明治福井150年博開催(観光営業部文化振興課4人)、「越前がに」を地理的表示GI保護制度に登録(農林水産部水産課2人)、福井の教育の質を高める学校業務改善方針策定(教育庁学校振興課3人)の功労をたたえた。なお同賞は03年度から始め、事業累計145件となった。勤務意欲の高揚と、業務効率の増進を狙い継続している。

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