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日刊建設工業新聞
2019/03/22

【鳥取】郡家警察署耐震改修工事/7月着工で6月には発注

 県総務部営繕課は、八頭町郡家にある郡家警察署の庁舎棟耐震改修工事に7月から着工する予定。設計業務は、2018年度にすでに終えており、6月までには工事を発注する見通し。19年度当初予算に単年度の建設事業費(工事監理含む)として約1億7500万円を計上している。
 1995年度に行った耐震診断で、耐震性に問題があるとされた郡家警察署と浜村警察署(鳥取市気高町北浜2丁目)について、17年度にあらためて耐震診断を行った結果、浜村警察署の耐震性に問題はなかった。しかし、郡家警察署は、耐震性に問題があったため、この結果を踏まえ、補強計画(基本設計)を策定し、18年度に、建築をテイク(鳥取市)、設備を福田設計(鳥取市)に委託して実施設計を行った。
 71年度に建築した郡家警察署は、鉄筋コンクリート2階建て延べ面積1069平方b。門脇構造研究所(鳥取市)で策定した補強計画では、鉄骨ブレースで2カ所(2構面)を補強し、鉄筋コンクリート袖壁補強を6カ所で行うほか、コンクリートブロック壁を撤去し、鉄筋コンクリート壁を新設するなど耐震強度を高める。
 また、耐震補強に合わせて長寿命化・省エネに伴う防水・外壁・外部建具などの改修、1・2階のトイレ改修(和式を洋式化)を行うほか、空調設備、照明設備(LED化)を全面更新する。概算工事費は、建築が約1億2000万円、電気設備が約1600万円、機械設備が約2800万円を見込んでいる。発注業務は、東部建築住宅事務所が担当する予定。

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