トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(神奈川)
2019/03/26

【神奈川】横浜市 桂町トンネルをWTOで第1四半期

 横浜市は都市計画道路上郷公田線「(仮称)桂町トンネル」(栄区)の整備で、本体工事の施工予定者を2019年度第1四半期(4〜6月)のWTO一般競争入札手続きを通じて決める見通しだ。起点側坑口周辺の掘削や擁壁築造も一括し、市内企業の参加に考慮した要件を設定して発注するとみられる。第3回市会定例会での契約案議決・本契約締結を経て10月に着工し、4カ年施工で22年度内の完成を目指す。
 今回のトンネルは上郷公田線・公田地区(桂台第四公園付近〜桂町交差点間、約1700b)の終点側にNATMで整備する延長約330b・2連。桂台方面の上り線と本郷台駅方面の下り線にそれぞれ2車線+歩道(車道3・25b×2+歩道3・5b)を収める。17年度に基礎地盤コンサルタンツ(横浜支店、横浜市中区)で実施設計をまとめ、18〜19年度の2カ年にわたる終点側坑口の擁壁工事をアイサワ工業・水村建設JVで進めている。トンネル整備に伴う家屋調査の地元説明も実施中だ。
 終点側坑口から中央導坑の掘削や中央支柱の構築を経て、下り線(高さ8・6b)、上り線(高さ8・25b)の順にトンネル本坑を施工。トンネル本坑は土被り約6〜17bで、前面掘削面の安定対策や地表面の沈下対策(補助工法)を施した上で▽上半掘削▽上半鋼製支保建て込み▽吹き付けコンクリート打設▽下半掘削▽底盤部打設▽覆工コンクリート打設―の工程を採る。その上で、トンネル本坑を介して起点側坑口周辺の掘削や擁壁築造を行う計画だ。
 19年度当初予算に計上した横浜環状南線関連(上郷公田線他)の道路特別整備費9億6644万円の一部と、新規設定した限度額57億円の20〜22年度債務負担行為で工事発注の前提を整えた。

提供:建通新聞社