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建通新聞社(中部)
2019/03/25

【岐阜】本巣市が水道ビジョン案公表 耐震化を推進

 本巣市は、2019年度から10カ年の水道事業基本方針を示す、本巣市水道ビジョン案を公表した。市内の水道施設耐震化を推進するなどとしている。具体的な数値目標は19〜20年度に策定する水道事業経営戦略計画で定める。
 本巣市の水道事業は、神所、樽見、外山、神海、木知原、本巣、糸貫、真正の8地区が対象となっている。市内の主要施設は、水源地が17カ所、浄水場が10カ所、配水池が13カ所、ポンプ場が3カ所で、管路の総延長が約404`となっている。
 内容を見ると、耐震化率は浄水施設が44・6%、ポンプ場が33・6%、配水池が65・5%、管路が24・7%となっているため、老朽化対策も兼ねて順次更新していくとしている。この他、緊急事態に備えて各地区間の連絡管整備を進めることや糸貫地区における配水池の容量不足解消を目指す。
 本巣市の水道事業は、04年2月に4市町村が合併して以来、15年の上水道と簡易水道事業の統合まで各地域の事情に合わせた整備を行っていた。本ビジョンでは、国が13年に示した新水道ビジョンに基づき、50年後、100年後の将来像を展望し、中長期的な事業運営の指針となるような計画を策定する。
 ビジョンの策定業務は三翠建設コンサルタント(岐阜市)が担当しており、5月末までにまとめる。

提供:建通新聞社