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日刊建設工業新聞
2019/04/01

【鳥取】境漁港高度衛生市場整備/既存2号上屋解体4月発注

 境港市昭和町の境漁港(県営境港水産物地方卸売市場敷地内)で工事が進められている境漁港高度衛生管理型市場整備事業は、2019年度から2号上屋新築工事の着工準備に入る見通しだが、県西部総合事務所建築住宅課は4月に先行して発注する2号上屋既存施設解体工事の発注準備を進めている。今後の予定では、4月10日ごろに開く資格審査会で公募条件を決め、入札公告する見通し。
 16年度から本格的に工事に着手した同事業は、これまでに、メイン施設となる陸送上屋と護岸側にある1号上屋、2号上屋の三つの施設の新築工事のうち、先行して着工した陸送上屋が昨年10月末に完成。引き続き着工している1号上屋についても4月末の完成予定で順調に工事が進んでおり、6月から部分供用開始することが決まっている。
 これを受け、19年度からプレキャストプレストレストコンクリート(PCaPC)造2階建て延べ面積約1万0100平方bの2号上屋新築工事の着工準備に入る。そのうち、先行して解体工事に入る2号上屋既存施設の建物規模は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ面積7000平方bあまりで、概算工事費は約2億円を見込んでいる。5月から工事に入り、約6カ月の工期で解体工事を進める。
 境漁港市場整備事業は今後、23年度の全面完成に向けて、護岸工事や地盤改良工事など土木工事を除き、建築工事は19年度に発注する見通しの2号上屋新築工事のほか、電気・ポンプ室新築工事、5号カニかご上屋新築工事などの発注が予定されている。

日刊建設工業新聞