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日刊建設工業新聞
2019/04/02

【鳥取】県営住宅永江団地の残る2棟/エコ改善変更で19年度設計

 県住まいまちづくり課は、2019年度に計画している公営住宅建設事業の設計業務について、米子市永江にある県営住宅永江団地のエコ改善工事に充当する方針を固めた。当初、トータルリモデルの全面的住戸改善工事が計画されていた54−2棟と54−3棟の2棟で、概算設計費は、1500万円程度を見込んでいる。
 2棟とも1979年度に建築した鉄筋コンクリート4階建ての16戸棟(住戸棟はいずれも3DK8戸、2DK8戸で延べ面積1027・27u)。当初計画では、1棟でのTR型の改善工事が困難なため、両棟を開放廊下でつなぎ、片方の棟に昇降機設備を設置するトータルリモデル型の全面的住戸改善工事が計画されていた。その後、計画を見直し、通常、16戸棟に採用しているエコ改善で整備することにした。
 米子市永江の高台にある永江団地は、18年度から2カ年計画で整備中の第9期工事を含め、全面住戸改善工事で、鉄筋コンクリート造4階建ての9棟を整備する。また、エコ改善工事ではこれまでに4棟を整備している。
 米子市内でも有数のマンモス団地である永江団地の住戸改善工事は、第9期工事で整備中の(54−1棟)を含めて、最も西側にある3棟を残すだけとなっている。19年度に54−2棟、54−3棟の残る2棟のエコ改善工事の実施設計を行い、20年度以降の整備に向けて準備を進める。主な整備内容は、外壁を断熱改修するほか、ガラスをカバー工法でペアガラスに改修するほか、設備は風呂、台所、洗面所、トイレの全面改修。風呂をユニットバス、給湯を3点給湯などに更新する。設計業務は、県総務部営繕課が担当し、建築と設備に分けて発注する予定。

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