トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(東京)
2019/04/08

【東京】都 永山改築と立川学園特支増築、5月発注へ

 東京都教育庁は2019年度の都立学校整備として、永山高校改築と立川学園特別支援学校増築に着手する。WTO政府調達協定の対象となる建築工事については、いずれも都議会第3回定例会への付議案件として5月に一般競争入札による契約手続きを始める。
 永山高校(多摩市永山5ノ22、敷地面積4万6826平方b)では、1973年完成で老朽化している校舎棟(普通教室棟、鉄筋コンクリート造5階建て延べ6341平方b)と特別教室棟(同造4階建て延べ3164平方b)、体育館・武道場(鉄骨鉄筋コンクリート造4階建て延べ3303平方b)を全て建て替える。
 敷地西側のグラウンドに配置する、体育館・武道場を含めた新校舎の規模は鉄筋コンクリート一部鉄骨造4階建て延べ1万3409平方b。
 5月下旬に建築工事の一般競争入札(WTO政府調達協定対象)を公告。これに続き電気、給水衛生、空調の各設備工事を10月、昇降機設備工事を11月中旬に発注する。電気と空調は一般競争入札、給水衛生と昇降機は希望制指名競争入札を経て契約する。工期は21年11月。設計はINA新建築研究所(文京区)が担当した。
 新校舎の完成後、21〜22年度に既存建物を解体し、22〜23年度にグラウンドを再整備して全ての事業を完了させる。
 立川学園特支は、立川ろう学校(立川市栄町1ノ15ノ7、敷地面積2万6022平方b)を、知的障害部門の小学部と中学部を併設した新たな特別支援学校として再整備する形で新設する。寄宿舎・プールを解体して知的校舎棟を増築するとともに、既存の聴覚校舎棟を改修し、両部門に必要な施設・設備を整備する。
 新たに建設する知的校舎棟の規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ6068平方b。
 昨年5月に一般競争入札による増築・改修工事の契約手続きを始めたものの、辞退者が多く、応札者の入札金額が予定価格を超過して不調となったため、工事内容や積算の精査・見直しを行った。5月中旬に建築工事の一般競争入札を公告して契約手続きを開始。続いて10月下旬に電気、給水衛生、空調の各設備工事を、20年2月下旬に昇降機設備工事を発注する。いずれも希望制指名競争入札で契約する。工期は22年1月。設計は松田平田設計(港区)の担当。
 完成後、聴覚障害教育部門の一部を仮移転させ、既存の聴覚校舎棟の改修工事を別途発注して22年度に集中的に実施する予定。

提供:建通新聞社