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建設経済新聞社
2019/04/09

【京都】北部初のフレックス校開校へ 新教室棟等建築はJV方式

 京都府教育委員会は8日、峰山高等学校弥栄分校内に「丹後地域新設高校開設準備室」を開設した。
 新設する「清新高等学校」は、京都フレックス学園構想に基づく昼間定時制の高校で、清明高等学校に続く2校目、府北部地域では初となり、来年4月に開校する。
 清新高校では宮津高校伊根分校、峰山高校弥栄分校、網野高校間人分校の優れた教育実践を継承・発展させ、自分のペースでじっくりと学びを進め、自立心・主体性を身に付ける教育を進める。その開校準備を行う組織として準備室を設置した。
 新設高校の設置に伴い、峰山高校弥栄分校で教室棟の新築と既存校舎の改修などを行う。
 新教室棟はテニスコート敷地の一部に建設する。普通教室を5室、延び教室を1室、トイレを設置する。既存農業実習棟前の渡り廊下から、教室棟入り口まで渡り廊下を新設する。特別教室棟の各階にアクセスできるよう昇降機棟増築工事も行う。昇降機は11人乗りとする。
 既存棟改修では、管理教室棟の家庭科実習室を延び教室、家庭科準備室をカウンセリングルーム、会議室兼音楽室をコンピュータ室、測量実験室を普通教室、準備室を自習スペース、農業実験室を普通教室に改修する。
 特別教室棟の理科実験室、家庭科経営室、調理室、美術室、図書室、社会科室、廊下、各階トイレ、外壁などを改修。視聴覚室を視聴覚室兼音楽室、第1被服室を家庭実習室、第2被服室を被服室に改修する。
 農業実習棟のコンピュータ室を農業実習室に改修する。
 テニスコート敷地への新教室棟の建設に伴い、グラウンドにテニスコート1面を設置する。このほか、学校正門から昇降口までの動線の未舗装部分の舗装などを行う。
 工事に伴う地質調査は綜合技術コンサルタントが担当、設計は三宅建築事務所が担当。
 府がこのほど公表した31年度工事発注見通しによると、教育庁管理部管理課は、峰山高等学校弥栄分校新設高等学校(丹後地域)校舎整備工事(建築工事)(京丹後市弥栄町黒部)を第1四半期に入札する。工事概要は新棟建設・既存棟改修工事。工期は10ヵ月。発注工種・等級は建築一式・JV。
 同(電気工事)、同(機械設備工事)、同(昇降機設備工事)もそれぞれ第1四半期に入札する。発注工種・等級は電気工事が電気・T等級、機械設備工事が管・T等級、昇降機設備工事がその他。