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滋賀産業新聞
2019/04/10

【滋賀】竜王町 国保医科診療所の建替

 竜王町が、『だれもが安心して健康(幸)に暮らせる交竜の郷』の実現に向け、老朽化している町国民健康保険診療所、医科・歯科二つの診療所のうち医科診療所(同町山之上1247―2)を、先行して建替える。現在、山之上地先で建設候補地を選定中。
 今年度中に、建設場所を確定、基本設計に引き続き実施設計も行なって、20年度に建設地の造成から着手、21年度中の開所を目指して行く。
 既存の機能に加え、病児保育の併設や予防医学のコーディネート機能の付加など、機能強化を図る考えで、現施設規模(延床面積約400平方b)より大きくなることが想定されている。詳細は基本設計の段階で詰める。
 去る3月28日に「竜王町国民健康保険診療所(医科)基本設計業務」の指名競争入札を通知(本紙3月29日付5面に入札予報)。12日に入札を執行して委託業者を決め、基本設計と並行して建設地決定後、土地収用法申請業務を行なう。基本設計は夏ごろまでの完了を目途にし、土地収用法申請業務については年度内の事業認定を目指す考え。
 実施設計については別発注となるが、基本設計委託業者との随意契約も視野に検討するとしている。
 同町では、内科医療機関を、開業医も含め、町内に無医地区が発生しないよう誘致を進め、町役場前に整備されたタウンセンター(フレンドタウン竜王)内に、民間内科医療機関が開設されたことによりバランスよく配置、町内医療の充実度は増している。
 このような中、公の関わる医療機関に対する町民ニーズや、不足する医療サービスを公が補完する必要性などから国保診療所の存続を決め、国保運営協議会等であり方等を検討。歯科診療所も老朽化しているが直営ということもあり、町内医療機関(医療法人社団弓削メディカルクリニック)に指定管理している医科診療所の建替を優先して実施することにした。
 なお、現在の建物は83年(昭和58年)2月の竣工。規模はS造平屋建、396・98平方bで、敷地面積は1237・93平方b。内科・小児科に加え、昨年10月からリハビリテーション外来も開設しているが手狭な状態。

提供:滋賀産業新聞