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建設経済新聞社
2019/04/11

【京都】崇仁南部住宅新3棟と新4棟 延約2300uが2棟、来年度着工

 京都市は、崇仁南部の市営住宅(1、4、7、8棟)を集約し、更新棟として2棟「崇仁南部新3棟(仮称)」「崇仁南部新4棟(仮称)」の建設を計画。来年度から着工する予定。
 崇仁南部新3棟がRC造6階建、延2320・79u(建築面積563・60u)の共同住宅で、住戸は30戸を収容する。建築物の高さは19・21m。
 崇仁南部新4棟がRC造5階建、延2360・92u(建築面積834・57u)の店舗併用共同住宅で、住戸は24戸を収容する。建築物の高さは18・15m。
 計画地は河原町八条交差点東入る北側の下京区東之町17他で、用途地域は第一種住居地域(建ぺい率60%、容積率200%)。崇仁南部新3棟は敷地1333・41u、崇仁南部新4棟は敷地2136・09uに建設する。当該地は崇仁市営住宅5棟、6棟の解体跡地及び7棟敷地で、7棟は津田建設工業(京都市西京区)で現在解体工事を進めている。
 それぞれ単年度で建設工事を進める予定で、着工は令和2年5月中旬、完成は令和3年3月末の予定。
      ◇      
 京都市都市計画局は、平成30年度に「京都市崇仁市営住宅新築工事設計業務委託ただし、崇仁南部新3棟及び新4棟(仮称)新築その他工事基本設計・実施設計業務委託」を公募型簡易プロポーザル方式で実施。内藤建築事務所(京都市左京区)を受託候補者に決定した。
 同社のプロポ提案概要によると、設計コンセプトは@良好な住環境を目指すAまちづくりを意識した計画B交流がうまれる空間をつくる。
 地域コミュニティとアメニティの充実を図る4つの配慮として、@(住環境を良好にする)住民が安心・安全に暮らせる計画。集会所や広場など住民の集まる空間を設ける。日当たりや眺望等を意識した計画A(ユニバーサルデザイン)低層階に小規模世帯を配置し、単身高齢者も利用しやすい計画とする。Passage(パサージュ)やコミュニティ広場にベンチを設け、誰もが利用しやすい計画とするB(地球環境を守る)外部熱負荷を徹底的に低減する。自然エネルギーを利用できる計画とする。エコマテリアルを積極的に採用するC(まちの環境を明るくする)まちに対しての新しい顔をつくる。日常交流がうまれる空間をつくる。視認性によって店舗を利用しやすい計画とする。