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日刊建設工業新聞
2019/04/12

【鳥取】今年度着工で19億円執行へ/建築に13億、電気・機械に各3億

 境港市の19年度一般会計予算が3月末に原案通り可決され、今秋にも着工予定の境港市民交流センター(仮称)建設には、3カ年計画の初年度として約19億円の投入が決まった。市は3日、同施設の管理運営計画を公表。総事業費約48億円を見込む大型建設事業が、いよいよ具体化に向けて動き出す。
 同施設は境港市上道町の旧市民会館等解体跡地約2万平方bに、2階建て延床面積6810平方b(基本設計時点)規模で建設予定。ホールや図書交流広場、会議室などからなる複合施設で、防災機能や福祉機能も併せ持った文化・芸術の拠点としての役割が期待される。
 工事請負費に総額約47億円を見込み、19年度に4割、20年度に2割、21年度に4割と段階的に投入していく。初年度となる19年度予算には、建築主体工事に約13億円、電気設備工事・機械設備工事に約3億円ずつの、計約19億円を計上した。また着工に合わせ仮設駐車場の設置も予定している。
 一方で委託料について、今年度は各工事の管理業務などに約3000万円を充当。3カ年の総額は約1億円を見込み、初年度に3割、21年度に7割の計画で予算執行を進める。
 発注方針について、1月には中村勝治境港市長から「できるだけ地元の企業に機会を得てもらえるように考えている」とのコメントも。期待に応える結果となるか、今後の動向が注目される。

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