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北陸工業新聞社
2019/04/16

【富山】新会長に水野敦氏選出/JIA富山が通常総会開く/8委員会を3部会へ改組 

 日本建築家協会(JIA)北陸支部富山地域会の19年度第32回通常総会が13日、富山市の富山国際会議場で開かれ、役員改選で新会長に水野敦氏(水野建築研究所、上市町)を選出した。
 正会員47名のうち、委任状を含め40名が出席。冒頭、濱田修会長があいさつし、「1月に北陸支部の30周年記念事業が行われた。皆さんの協力に感謝したい。元号が変わるが、北陸支部と富山地域会は、平成の世の中と同じように歩んできた。社会の移り変わりの中で、建築もその都度、価値観が変わってきた」と述べた上で、平成の始めから現在までの建築の歴史を振り返り、「建築家像が巨匠から調整役に変わり、デザインビルドになってきた。時代は繰り返されると感じている。令和の時代は不安もあるが楽しみ。今後も富山地域会の活動に協力をお願いしたい」と話した。
 議案審議では18年度の事業報告や収支決算、規則の一部変更、役員改選、19年度事業計画と収支予算を承認。規則の一部変更では、活動をより円滑にしていくため、副地域会長を現行の1名から若干名に変えた。
 今年度の事業計画について水野新会長は、「30周年の節目を迎え、転換期を乗り切り、次の世代へつないでいくためにも、コンパクトな組織を目指し、会員相互にとって実りの多い地域会へ改変したい」との活動方針を説明。さらに、委員会構成の再編では、「時代の流れが早くなる中、組織体系がそのままでは動きづらい。8つの委員会で構成してきたが、担当者の個人負担が増えてきた。事業を本部の事業区分を基に再編し、担当委員に負担の少ない組織づくりを考えた。基本的には3つの部会に改組し、会員同士が相談できるような会にしたい。JIAに入って良かった、入りたい人が増えてくれるような組織になれば」との考えを示した。
 各部会における主な活動内容は、(1)地域会交流部会=総務、広報、災害対策(2)市民交流部会=建築フォーラム、会員作品講演会、次世代の建築家育成、北アルプス建築見学(3)教育研究部会=とやまデザイン講座、技術フォーラム、準会員活動―などとなる。
 総会後、文化・地域振興プロデューサーで、エピファニーワークス代表取締役の林口砂里氏を講師に迎え、『富山の「土徳」から生まれる風景と建築』と題した講演会も開かれた。
 会長以外の役員は次の方々(敬称略)。▽副会長=熊谷猛(支部幹事)、西野晴仁、矢後勝(支部幹事)▽幹事=在原誠人、上井章、酒井武志(支部幹事)、道古麻紀子、徳田義弘、浜潟幸生、山田哲也(支部幹事)▽監査=青山善嗣、平木満▽参与=濱田修(支部幹事)▽顧問=稲葉実(支部参与)、近江美郎(前支部長)

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