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建通新聞社
2019/04/17

【大阪】大阪メトロ NT8駅の大規模改修を計画

 大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)は、ニュートラム8駅(中ふ頭駅〜住之江公園駅)の大規模改修に向け、共通デザインの公募を開始する。8駅のうち、南港口駅については実施設計も行う予定。他の7駅については、今回公募する共通デザインを基に順次実施設計を委託していく考えだ。
 大規模改修の対象となるのは▽中ふ頭▽ポートタウン西▽ポートタウン東▽フェリーターミナル▽南港東▽南港口▽平林▽住之江公園―の計8駅。これらの駅は建設後37年が経過し、各種仕上げ材の経年劣化などによる内外装の老朽化が目立ってきている。8駅は統一したデザインで設計・建設されており、大規模改修に当たってもこの方針を受け継ぐことが求められている。
 大阪メトロでは、大規模改修工事に先立ち、8駅共通デザインの提案+南港口駅実施設計の公募を開始した。参加表明を4月22日、企画提案書を5月23日まで受け付け、6月3日にプレゼンテーション審査を実施。同月7日に選定結果を通知する予定だ。
 業務内容は▽8駅の共通デザインコンセプト▽共通デザインを踏まえた各駅のデザイン―などの他、南港口駅(大阪市住之江区南港東1ノ7ノ69)については、基本・実施設計も行う。同駅の延べ床面積は1774平方bで、工事規模は5億円程度を想定している。契約期間は2020年2月14日まで。契約上限額は2020万円(税込み)。
 大阪メトロでは、主要地下鉄駅のリニューアルを実施する計画で、デザインと機能性を重視した整備を進めていく考えだ。

提供:建通新聞社