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滋賀産業新聞
2019/04/18

【滋賀】県東近江土木 国道421号「新清水谷橋」の架替事業

 県東近江土木事務所は、東近江市永源寺地域で進めている「国道421号補助道路整備事業」の一環、事業区間の最下流部・相谷工区(延長1940b、永源寺相谷町地先)で清水谷川に架かる「新清水谷橋」の架け替えを計画している。
 去る3月26日に「平成30年度第EK42―12号国道421号補助道路整備設計委託」の名称で執行した事後審査型一般競争入札で、第一設計監理(湖南市)が落札。過年度に発注しまとめた新橋梁詳細設計の前後区間(L約340b)の「道路詳細設計(A)」のほか、橋梁架替を含む本線施工時の「迂回路(仮橋を含む)詳細設計」、「旧橋梁撤去設計」―を取りまとめる。
 業務履行期間は10月末まで。迂回路設置箇所で一部用地の確保が残っているため20年度の着工を目標に、順調に行けば前倒し(19年度内発注)も視野に、業務を進める。
 新清水谷橋の現橋は、68年(昭和43年)2月竣工のH型鋼単純桁橋(橋長12・6b、幅7・2b)。築50年以上が経過し、老朽化のため架け替える。新橋梁は車道2車線に両側歩道の幅員15・3b。構造形式はPC単純プレテンション方式中空床板橋で、橋長は13・2b。
 施工にあたっては、橋梁の前後340bの区間で、まず、仮橋を含む迂回路を設置して通行を確保し、その後、本線の道路の拡幅(両側に歩道を新設)並びに橋の架け替えを行なう。清水谷川上流部では、補助通常砂防工事(砂防堰堤工、管理用道路工)が計画され、進入路がこの事業区間内となるため砂防工事との整合を図って行くとしている。
 なお、相谷工区は、最下流部の旧道別れ(起点)から先350bで2車線の道路を先行整備して供用開始し、現在は同区間の歩道整備を推進。新清水谷橋の手前まで整備が完了している。同工区では、相谷第2トンネル(L約500b)の整備も残っているが、上流部・佐目萱尾工区の整備完了を先行させる考えで、今のところ発注時期は見通せない。なお、相谷第1トンネル(L154b)は06年(平成18年)に完成、供用済み。

提供:滋賀産業新聞