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北陸工業新聞社
2019/04/18

【石川】「社会資本整備本来の役割果たす」/県土木部所長会議で知事訓示/安全安心の確保、期待大きい 

 19年度第1回石川県土木部所長会議が17日、県庁会議室で開かれ、谷本正憲知事は同部幹部や各課長、出先事務所長を前に訓示した。
 年度初めの会議にあたり、谷本知事は北陸新幹線金沢開業効果が持続していることや、これまで整備してきた陸海空の交流基盤に触れながら「金沢港は名実ともにクルーズの拠点港として来年春に生まれ変わり、のと里山海道4車線化は能登と金沢の時間距離が短縮することで能登へのお客を増やし、能登空港の利用者増にもつながる。加賀海浜産業道路は手取川での架橋が4年後に完成、加賀地域のものづくり企業の立地に大きな弾みがつく」と語った。また、社会資本整備そのものは無機質であるが「我々は目的を持って整備している。そういった社会資本が次々と本来の役割を果たしている」と強調し、一方で「単に社会資本の整備だけにとどまらず、この地の魅力を高めるためには土木部としてどうすればいいか、しっかり勉強し、力を発揮してほしい」と求めた。
 加えて、谷本知事は「安全安心の確保は土木部、県政にとって基本中の基本。土木部に対する県民の期待、役割は大変大きく、各地域の実情をしっかり踏まえ、対応してほしい」と述べた。
 4月に就任した竹俣隆一土木部長は、今年度における土木部の基本方針として▽北陸新幹線の開業効果を持続、発展させるための基盤整備▽県民の安全・安心の確保▽公共投資の確保と、建設業の活力再生―の3つを示した上で、「基本方針に基づき、土木部職員の一人ひとりが知恵を絞り、創意工夫を重ねていくことが大切」と語った。

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