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　坂井市は１９日、「坂井市本庁舎建設工事安全祈願祭」を坂井町下新庄の市役所駐車場で開き、関係者７１人が出席する中、工事の安全と無事の完成を願った。
　式では刈初の儀を坂本憲男市長が、穿初の儀を設計者の山下設計の筬島亮取締役と木下設計の木下賀之代表取締役が、堀初の儀を施工者を代表して竹野建設の竹内一男代表取締役と三越建設工業の濱野一志代表取締役社長がそれぞれ行い、工事の無事を祈った。
　坂本市長はあいさつで、現庁舎の老朽化や耐震性の問題、庁舎機能が分散している状況などに触れ「ますます複雑多様化する行政需要にも対応でき、利用者が便利で使いやすい、安全で安心な本庁舎となるよう計画を進めてきた」と話し、「新しい本庁舎では、増築棟と既存棟の本庁舎を『アトリウム』で繋ぐとともに、ワンフロアで質の高いサービスが受けられるようになる」と、新庁舎が市民に末永く親しまれるよう期待を寄せた。
　最後に施工者を代表して、竹野建設の竹内一男代表が謝辞を述べた。
　新庁舎は増築棟（Ｓ造５階建て延べ６９５７平方メートル）と改修を行う本庁舎棟（合計延べ約５８００平方メートル）で構成。
　今後は２０年秋ごろに増築棟を供用し、２１年３月の全体完成を目指す。
　増築棟新築工事（建築）は竹野建設・マツケン工業・伊藤工務店ＪＶ、本庁舎改修工事（建築）は三越建設工業・豊島工務店ＪＶ、電気工事は上野電機・三崎屋電工・前田電工ＪＶ、機械工事は三和商会・斉藤設備機工・不二建設ＪＶ、解体工事は吉勝重建がそれぞれ担当する。設計は山下設計（中部支社）・木下設計ＪＶ。