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　金沢市は、玉川こども図書館（玉川町）の解体跡地に中央小学校および市の公文書館を併設したこども図書館を建設する中央地区教育施設再整備事業で、来月にも実施設計業務委託に係る入札を公告する見通しだ。
　同事業は、学校の規模適正化を目的に中央小を玉川こども図書館の敷地に移転し、併せて旧ＪＴの建物で構造部が老朽化した同図書館を改築するもの。基本設計は五井建築研究所（同市問屋町２丁目）が担当。
　建設規模は中央小がＳＲＣ造延べ７３００平方メートル、こども図書館が同造地上３階地下１階建て延べ５１３０平方メートル（図書館２６００平方メートル、地下駐車場２５３０平方メートル）で、公文書館は図書館内に約４００平方メートルで整備する。敷地は玉川公園の一部を編入し、全体で約９８００平方メートルとする。
　基本設計発注時における直接工事費概算額は、小学校が建築約１１億５３００万円、設備約２億８４００万円、図書館が建築約１４億４３００万円、設備約４億９００万円を見込む。
　今年度は実施設計のほか、玉川こども図書館の解体工事（公告済み）や地盤調査、埋蔵文化財調査、拡張敷地内にある大型遊具の移設工事などにも取り組む。
　当初予算には事業費総額６億２３２０万円を計上。２０年度の着工、２２年３月の完成を予定している。