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建通新聞社(東京)
2019/04/25

【東京】都 戸山地区学園特支、20年度にも基本設計着手

 東京都教育庁は、戸山地区学園特別支援学校の新築に伴う基本設計を2020年度にも委託する。延べ床面積2万4000平方b程度の施設を建設する考えで、これに先立ち19年度、既存の心身障害者福祉センターの解体工事を始める。
 戸山地区学園は、知的障害教育部門の小学部・中学部・高等部と、肢体不自由教育部門の高等部で構成する特別支援学校。当初、市ケ谷商業高校(新宿区矢来町)の跡地を活用して新設する予定だったが、敷地条件などに課題があったため建設地を含めて再検討を実施。その結果、都立心身障害者福祉センター(新宿区戸山3ノ17ノ2、敷地面積9760平方b)と財務局戸山庁舎(敷地面積3089平方b)を解体し、その跡地に校舎などを新設することにした。
 想定する学校規模は、知的障害の小学部14学級(73人)・中学部9学級(48人)・高等部37学級(286人)と、肢体不自由の高等部10学級(40人)を想定。これに対応するよう普通教室60室や音楽室、図工室、実習室、更衣室、多目的室、職員室、体育室、食堂、給食室などを配置する計画で、建物の必要規模は延べ床面積約2万4600平方b。
 20年度にも基本設計作業を開始し、高低差のある敷地の現況や関連する法規制などを踏まえ、施設の最適な配置や規模、施工手順などを固める。22年度までの3カ年で実施設計をまとめ、23〜25年度に新築工事を進める見通し。
 これに先立ち19年度、既存の心身障害者福祉センターの解体工事に着手する。規模は鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建ての本館・宿舎・別館や鉄骨造の車庫など延べ床面積1万1757平方b。8月中旬に希望制指名競争入札による施工者選定手続きを始め、21年1月までの工期で解体工事を実施する。

提供:建通新聞社