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日刊建設工業新聞
2019/04/23

【鳥取】1億円規模の土工を/和田〜大谷茶屋BP

 県中部総合事務所県土整備局は、国道313号北条湯原道路・倉吉インターチェンジと県道倉吉由良線を結ぶバイパスに伴う改良工事を発注する。昨年度は一部の地盤改良工事に着手。5月にもIC側の土工を公告し、バイパス工事を本格化させる。
 倉吉市和田地内にある倉吉インターは2007年に完成しているが、県道倉吉由良線とのアクセスが不十分なため、現在は大きく迂回しながら自動車道西側を走る同線へ連絡しているほか、現道の幅員が狭く見通しの悪い区間がある。
 新設する区間は、インターの真下にある既存の道路(高架橋の下)から700b(全幅10・5b)にわたって水田地帯を通過。終点側の大谷茶屋地内で市道、不入岡川、北条川を交差して、県道倉吉由良線に連絡する。総事業費は7億5000万円余りを見込んでおり、13年度の事業化後、すでに用地の取得は終えているが、予算的な問題もあって工事は進んでいない。
 工事は道路部分のほか、不入岡川橋梁(橋長が12bのプレテンション方式単純床版。下部工は逆T式橋台)と北条川橋梁(橋長9・3bのPC単純床版。基礎は逆T式橋台)を設置する。
 今後発注する工事について同県土局では「施工時期などを考えれば和田側の地盤改良を含む土工」と説明しており、概算工事費は約1億円を見込んでいる。

日刊建設工業新聞