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北海道建設新聞社
2019/04/26

【北海道】倶知安町花園の国有地2万m²を売却へ 道財務局

 北海道財務局は、国有地売却で今後一般競争入札を予定している132カ所を公表した。リゾート開発が進み、地価が上昇している倶知安町花園の土地約2万m²や、函館市湯川の土地が含まれている。どちらも入札日は未定だ。
 最大の広さとなるのが倶知安町花園69の4の2万718m²。道道倶知安ニセコ線沿いで、花園育成牧場に近く、2030年度の開業が予定されている北海道新幹線倶知安駅から約8`の位置にある。
 財務省が所管する未利用地の山林や原野で、都市計画区域外のため、1ha以上の開発行為は町に許可申請が必要だ。
 花園地区は、海外資本を中心とするリゾート開発が活発化。倶知安町岩尾別では、ラグジュアリーホテルの「パーク ハイアット ニセコ HANAZONO」が12月の開業を予定している。
 このほか、周囲にホテルなどが多い函館市湯川町2丁目12の10の771m²がある。1994年建設の旧海上保安部庁舎(RC造、4階、延べ760m²)付きで、用途地域は建ぺい率80%、容積率500%の商業地域となっている。
 札幌市内は、自衛隊宿舎があった東区北45条東14丁目4の2の603m²のみ。用途地域は第1種住居地域で、建ぺい率60%、容積率200%。
 道財務局による19年度の国有地売却一般競争入札は、6月18日と20年1月15日を予定する。6月の対象は46カ所。1月は未定で、倶知安町花園、函館市湯川町、札幌市東区の物件はそれ以降の入札となる。