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秋田建設工業新聞社
2019/04/26

【秋田】平成31年度第1回「建設ICT総合研修」を開催/ICT建機の操縦など体験

 県内建設現場でのICT活用研修などを実施し、人材育成や建設産業の振興を図るICT東北推進協議会(村岡淑郎会長)は4月22日から5日間、「i−Academy恋地」(五城目町馬場目地区)で平成31年度第1回「建設ICT総合研修」を開催、県内外から建設業関係者21名が参加した。
 研修は、恋地スキー場をモデル工事現場とした「恋地地区道路改良工事(研修)」を施工する体験型実習を通じて、i−ConsructionにおけるICT活用工事(土工)の実務を習得するもの。5日間で3次元計測機を活用した起工測量や3D設計データの作成、ICT建設機械を使用した施工、3次元データの納品・現場検査などを行う。
 実習4日目となる4月24日は、研修生がICT建機の操縦やトータルステーションを用いた測量などを体験。ICT建機の操縦を体験した大森保明(佐々木組)さんは「安全で便利だが、熟練のオペレーターにとってはもどかしく感じる点もあった。ただ、今後は熟練者が次々と還暦を迎えることを考えると、(ICT建機は)より必要となってくると思う」と話す。
 また、同日には株式会社シビル設計が、i−Constructionの普及拡大に貢献するため、i−Academy恋地内にある大型無人航空機(UAV)の研修・訓練校「Dアカデミー東北」に、UAV2機を寄贈した。
 研修最終日となる4月25日は、電子納品やICT施工の立案などを学習。午後には総括質疑や疑問点の解決、特殊ケースの相談なども行われた。
 今年度の研修は今後、5月、6月、8月、9月、10月に1回ずつの開催を予定している。

提供:秋田建設工業新聞社