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建通新聞社
2019/05/07

【大阪】近畿地整 営繕工事で段階的選抜方式初採用

 国土交通省近畿地方整備局は、同局の営繕工事の一般競争入札(総合評価落札方式)で初めて、「段階的選抜方式」を採用する。原則、A等級の建築工事全工事を適用対象とし、初となるWTOの海上保安学校総合実習棟建築工事を4月26日に公告した。工事の品質確保とともに、資料の作成や審査に一定の時間を要する「技術提案」にかかる受発注者双方の負担を軽減する狙いだ。
 同局の営繕工事で採用する同方式では、1次審査の評価点上位10者を絞り込み、2次審査で技術提案を求める。技術提案は1〜2テーマを指定し、入札価格などと合わせて評価に加える。2018年度はA等級の対象工事がなかったため、19年度に初めて採用することになった。
 今回公告する工事の1次審査に関する申請書などは5月7〜16日、2次審査に関する技術提案書は6月10〜24日に受け付ける。入札は9月5日正午まで。開札日は9月10日。
 総合実習棟の規模は鉄骨造6階建て延べ5879平方b。学生が共同生活する寮室や実技訓練を行う実習室、小型船舶などを収容する艇庫を設ける。電気設備や機械設備などを一括する。使用する資機材は鉄筋約240d、コンクリート約2200立方b、鉄骨約730d、ガラス約620平方b。
 建設地は京都府舞鶴市長浜2001。工期は21年2月末。
 設計は大建設計(大阪市西区)が担当。

提供:建通新聞社