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建通新聞社(中部)
2019/05/09

【愛知】名古屋市 橘小複合化調査 青島設計で

 名古屋市教育委員会は、橘小学校の改築に合わせた複合施設化に向けた2019年度の調査業務を青島設計(名古屋市中区)に委託した。納期は20年3月31日。調査を踏まえて、他部局の施設も視野に入れた複合化に向けた基本構想を策定する考え。
 調査では、同小学校や周辺の市民利用施設の現状を把握する他、他都市での複合化の事例調査を行う。対象は、学校と社会教育施設(生涯学習センターなど)、児童福祉施設(保育所など)、老人福祉施設(老人福祉センター)。現状把握や他都市の事例を踏まえて、複合化の検討ポイントを整理する。また、住民などが複合施設に求める機能を把握するためワークショップを実施する。整備に当たっては民間活力導入も検討しており、そうした施設を整備・運営する事業者のヒアリングも実施して、今後の検討に備える考え。
 橘小学校はグラウンドが狭く、現況で約2800平方bにとどまっている。校舎を中高層化することでグラウンド面積を確保するため改築を計画している。グラウンドの確保目標は3500平方b。
 現在の校舎は、敷地内の北側と西側に配置。鉄筋コンクリート構造の4階建てで、教室棟と体育館・教室棟の2棟で構成し、全体延べ床面積は約5100平方b。児童数は約400人。場所は中区橘1ノ13ノ12。
 教育委員会所管施設では、中生涯学習センター(中区橘1ノ7ノ11)が近隣に所在し、同施設の延べ床面積は約2400平方b。その他、児童館や障害者福祉施設、福祉施設などの機能の複合化が考えられる。
 橘小学校の全体敷地面積は5600平方b。用途地域は商業、建ぺい率は80%、容積率は500%となっている。

提供:建通新聞社