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建通新聞社(中部)
2019/05/09

【岐阜】カミオカンデに新研究拠点建設 東京大学が設計プロポ

 東京大学は、「東京大学(岐阜県神岡)神岡宇宙素粒子国際共同研究拠点新営(建築・設備)設計業務」を簡易公募型プロポーザルで募集している。参加意向申出書の提出期限は5月17日。技術提案書の提出期限は6月7日。
 神岡宇宙素粒子国際共同研究拠点として鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建て延べ約3050平方bの施設を建築する。建設地は飛騨市神岡町東茂住地内の既存施設と接続する形となる。
 設計仕様説明書によると、神岡地区に点在する実験施設の研究拠点を整備し、世界最先端の素粒子実験・宇宙物理学・天文学の研究と次世代研究者の育成を行うことを目的としている。想定している建設工期は、2020年2月〜21年2月まで。
 今回この設計として温室効果ガスなどの排出の削減に配慮する内容をテーマとした技術提案を求める。
 参加意向申出書と技術提案書を提出した後のスケジュールは、書面審査後6月18日に特定した事業者に対し書面で通知するとともに、同27日から閲覧を開始する。予定価格は設けているが、金額は非公表となっている。履行期限は12月27日まで。
 参加資格要件は、文部科学省の競争参加資格で設計・コンサル業務のうち建築関係設計・施工管理業務認定者であること。
 04年度以降に同種・同類業務の履行実績がある者―など。
 課題は@周辺環境との調和に配慮した施設計画A工事費コスト縮減と工期短縮に有効な建築計画B気候風土およびコストを踏まえた省エネルギー対策などとなっている。

提供:建通新聞社