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建通新聞社(中部)
2019/05/10

【岐阜】国交省高山 5月に判定区分Vの道路構造物補修設計

 国土交通省高山国道事務所は、管内の道路構造物補修として、法定点検で抽出した整備が必要なシェッドや橋梁の詳細設計を行う。早ければ5月中に一般競争を公告し6月に委託する。
 管内の国道41号にあるスノー・ロックシェッドと橋梁で、2017年度、18年度の2カ年に法定点検したもののうち、道路の機能に支障はないが、次回点検までに支障が出る可能性があり、できるだけ速やかに措置することが望ましい状態(診断判定区分V)の施設が対象となる。
 シェッドは飛騨市神岡地内の205`ポスト付近から215`ポスト付近までの109施設を点検した結果、68施設が対象となった。メタル構造のシェッドが大半を占めており、冬季にまく融雪剤などが起因した下部工のさびによる浸食が確認されている。
 橋梁は、158号中部縦貫も含み、下呂市の80・71`ポスト付近から飛騨市神岡の220・05`ポスト付近までで、溝橋も合わせ計212施設のうち5施設が診断判定区分Vとなった。メタル構造の橋はさびが確認されており、コンクリート橋は中性化や雨水などが浸透して凍ることでひび割れるなど、寒冷地特有の劣化が見られる。
 対象となった施設の中からさらに内部で優先度を決めて予算に応じた分の詳細設計を委託する。

提供:建通新聞社