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建通新聞社(中部)
2019/05/15

【愛知】名古屋市 ジャガー獣舎を整備へ設計着手

 名古屋市緑政土木局は、東山動植物園のアメリカゾーン内で新たにジャガーを導入する計画だ。獣舎整備に向けて、2019年度は造成・建築実施設計をまとめ、20年度以降の工事発注に備える方針。これに先立ち「東山動植物園ジャガー舎造園基本・実施設計および建築基本設計業務」の一般競争入札を公告した。入札書は5月20〜22日に受け付ける。開札日は5月23日。履行期間は20年3月31日まで。建築と設備の実施設計は別途委託する計画。
 ジャガー舎は休憩施設との併設施設とする計画で、規模は鉄筋コンクリート造平屋250平方b程度を想定している。
 整備予定地は明らかにしていないが、アメリカゾーンがある動物園北園では、北園門に最も近いエリアにアメリカバイソンとシンリンオオカミのエリア再整備を10年度に完成させており、同エリアの南側のゾーン内に整備するものとみられる。委託業務での測量範囲は0・1f。
 基本設計では、先進事例や有識者の意見を踏まえて配置計画を決め、全体コンセプトと展示構成の考え方を整理した全体基本計画をまとめる。その上で、造園基本設計、建築基本設計、設備基本計画、造園実施設計を作成する。
 東山動植物園再生プラン新基本計画によると、アメリカゾーンは北アメリカの動物(アメリカバイソン、ハクトウワシ、シンリンオオカミ)と南アメリカの動物(カピバラ、オオアリクイ、ヤブイヌ、ジャガーなど)で構成。南アメリカは生物多様性を感じさせる一方で、人類の営みの影響で進行している環境悪化の現状を知ることができるような展示イメージを提示している。

提供:建通新聞社