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建通新聞社四国
2019/05/17

【香川】三野設計に委託 坂出警察署建て替え基本・実施設計

 香川県警察本部は、老朽化し手狭な坂出警察署(坂出市江尻町1204ノ1)を建て替えるため、基本設計と実施設計業務を三野設計(丸亀市)に委託した。設計期間は2020年3月31日までで、予算措置状況を見据えて20年度から2カ年で同署新本館の建設に着手する考えだ。
 坂出警察署=写真=は、県道33号高松善通寺線の南側の敷地約6100平方b内に現本館北棟・南棟(鉄筋コンクリート造3階建て塔屋付き延べ1456平方b、執務室主体、1964年3月竣工)、分館(鉄筋コンクリート造2階建て延べ756平方b、留置施設他、2002年6月竣工)、付属棟(鉄筋コンクリート造2階建て延べ876平方b、武道場、79年3月竣工)があり、敷地中央部に駐車場、本館と付属棟をつなぐ中2階の渡り廊下がある。
 本館(北・南棟)の老朽化と執務スペースが手狭であることから、本館などを建て替える。
 今回、設計委託したのは▽新本館設計▽仮庁舎(付属棟)改修設計▽本館南棟解体設計―と外構工事を含む全体の基本・実施設計。
 計画によると、本年度に全体の基本・実施設計を進めつつ、20年度から現付属棟を仮庁舎として使用するため、現本館北棟機能の執務スペースを付属棟に機能移転。その後、本館北棟を解体する。
 同跡地を含めて現在、公用駐車場となっている敷地内に20年度から2カ年を目標に新本館を建設する。さらに3カ年度以降に本館南棟を解体する見込み。
 新本館完成後の現分館や付属棟の用途や整備方針は現段階で未定。
 新本館規模は基本設計段階で延べ床面積3400平方b(建築面積900平方b)、4階一部5階建てを想定している。
 また、敷地の高低差から、台風などによる大雨時に駐車場内への浸水が発生するため、敷地南側に擁壁を設置し高低差に合わせて地盤をかさ上げする。
 既存浄化槽も外構造成により別地に移転設置する。

提供:建通新聞社