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建設新聞社
2019/05/22

【東北・青森】下北医療センターがむつ総合病院一般病棟の基本構想・計画策定を公告

 青森県の一部事務組合下北医療センター(青森県むつ市小川町1の2の8 管理者・宮下宗一郎むつ市長)は、むつ総合病院の一般病棟建て替えを計画し、基本構想・基本計画策定業務の委託先を簡易型プロポーザルで選定するため公告した。
 申込書提出は6月6日17時まで(持参または書留郵便による郵送)、企画提案書等提出は7月1日17時まで。7月2日〜5日に一次審査(書類審査)、同月25日(予定)に二次審査(プレゼンテーション・ヒアリング審査)を行い、同月29日(予定)に審査結果を通知する。予算額は2000万円(2019年度1000万円、20年度1000万円、税込み)を上限とする。
 参加資格は、日本医療経営コンサルタント協会認定の医業経営コンサルタントの有資格者を総括責任者または主任担当者へ配置でき、一級建築士事務所登録簿に登録された者で、13年4月1日から19年3月21日までの期間に病床数300床以上の医療法に規定する病院において、整備に関する基本構想および基本計画策定業務の元請受託実績を有することなど。
 これは、1977年に建設された一般病棟(SRC造地下1階地上8階塔屋1階建て、延べ1万2027・5平方b)が、築後40年以上を経過し老朽化が進行しているほか、2008年に実施した耐震診断で要改築との診断が出ていることなどから実施するもの。
 今回の業務では、病院を取り巻く医療環境に即した病棟機能の在り方、方向性を検討するとともに、建物等の整備内容や建て替え方法を整理する。
 具体的には基本構想では、外部環境の調査および分析と新病棟の方向性、基本計画では全体計画と部門別計画、施設配置計画、医療機器等整備計画、事業収支計画、整備手法・管理運営手法検討、市民アンケート調査の実施支援、新病棟建設基本構想・基本計画策定委員会支援、パブリックコメントの実施支援などを実施する。
 今後、19年度から2カ年で基本構想・基本計画を策定し、それに基づき基本・実施設計等に着手、5年以内での着工を目指したいとしている。なお、組合全体の医療機能体制を検討する「一部事務組合下北医療センター医療機能等整備計画策定業務」は、システム環境研究所が担当した。

 提供:建設新聞社