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建通新聞社(中部)
2019/05/23

【愛知】名市 国際会議場拡張に向け基本計画に着手

 名古屋市観光文化交流局は、PFI事業での拡張整備を計画する国際会議場の基本計画策定とアドバイザリー業務委託に向けた公募型プロポーザルの手続きを開始した。企画提案書は6月13〜19日に受け付ける。7月5日のヒアリング審査を経て委託者を特定する方針だ。履行期間は2022年3月31日まで。事業者選定は21年度に行う見通しで、25年度の供用開始を目指す。
 提案では▽業務実施に当たっての基本的取り組み方針▽業務の進め方▽業務の進行管理上における重要ポイント▽改修・機能向上の範囲や機能、性能などの検討の進め方―といった取り組み方針などとともに、拡張整備をPFI事業で行う場合の課題とその対処方法、拡張整備に関する配置計画の考え方について意見を求める。
 19年度業務では、これまでの調査結果を踏まえて、改修・機能向上と新たな拡張整備に伴う基本計画を検討するとともに、事業スキームの詳細検討を行い、基本計画として取りまとめる。20年度業務で実施方針案の策定・公表と特定事業の評価・選定を行い、21年度に事業者選定支援を実施する計画。
 既存施設は、鉄骨鉄筋コンクリート造(一部鉄筋コンクリート・鉄骨造)地下2階地上7階建ての1号館の他、2〜4号館(鉄骨鉄筋コンクリート造3階建て、3〜4号館は地下1階あり)、第4駐車場(鉄筋コンクリート造平屋)で構成する。
 17年度に実施した調査では、改修・機能向上について既存施設(延べ床面積計約7万2000平方b)に対して、天井落下対策や基幹設備の更新、外部・内部の老朽化対策、トイレのユニバーサルデザイン対応の改修を行う必要があると指摘している。
 また、拡張整備では、展示機能に延べ床面積約1万3000平方b(既設の約2400平方bを含む)を確保する他、駐車場スペースを増設して計950台分(既設は約650台)を確保する必要性などを提示していた。
 所在地は熱田区熱田西町1ノ1。

提供:建通新聞社