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建設経済新聞社
2019/05/24

【京都】西院小校舎等整備基本計画 新校舎・体育館は延4998u 基本・実施設計プロポ公告

 京都市は23日、児童数増加を見据え、新校舎等の増改築を行う西院小学校の校舎等整備事業基本計画を明らかにした。
 西院小学校(京都市右京区西院春日町3−1の敷地約9794u)について、佐井通(春日通)沿いの南校舎(RC造4階建、延約2180u)、屋内運動場(以下、体育館/RC造平屋建、約720u)、渡り廊下(S造平屋建、約150u)、区民会館(S造2階建、延約100u)、その他付属施設(RC造等平屋建、約60u)を解体し、跡地に新南校舎棟・新体育館棟を建設する計画。グラウンドには仮設校舎(北側は平屋建、267u、南側は2階建、延1020uで計1287u)を設置する。
 新南校舎棟・新体育館棟は、RC造4階建、延4998・74u(うち体育館1097・08u/建築面積2539・78u)。新南校舎棟の建物高さは16・5m程度で、新体育館棟は3階建で建物高さは13・5m程度。新南校舎棟は屋上に太陽光発電設備を設置。新体育館棟は屋上にプールを設置する。敷地は20m第3種高度地区で、5階まで建物を建設できるが、敷地南側の春日神社からの景観に配慮した計画とする。敷地の用途地域は準工業地域(建ぺい率60%、容積率200%)。
 新南校舎棟は、小学校の普通教室、育成教室、特別教室、管理諸室などのほか、1階に給食室、2階に区民会館、備蓄倉庫などを配置する。
 北校舎(RC造3階建)の非常放送設備、自動火災報知設備、インターホン設備の改修も行う。
 平成30年度の基本計画を踏まえ、令和元年度・2年度に基本設計・実施設計、令和元年度に埋蔵文化財調査を進める。並行して令和元年度末から仮設校舎を設置する予定。既存南校舎等の解体は令和2年度に行い、令和3年度・4年度の2ヵ年で建設工事(新校舎等増改築工事、外構工事、グラウンド整備等、仮設校舎解体)を行う。令和5年度の供用開始を目指す。
      ◇      
 都市計画局は23日、京都市立西院小学校校舎整備工事設計業務委託ただし、建築及び設備基本設計・実施設計業務委託について、公募型簡易プロポーザルで公告した。
 業務内容は@京都市立西院小学校校舎整備工事に係る基本設計及び実施設計A京都市立西院小学校南校舎ほか解体撤去工事に係る実施設計B京都市立西院小学校北校舎電気設備改修工事に係る実施設計。
 プロポの主な参加資格は▽建築士法に基づく一級建築士事務所としての登録を行っている建築士事務所である▽京都市の一般競争入札有資格者名簿(京都市競争入札参加有資格者名簿(測量・設計等)における登録種目が建築設計であるもの)に登載されている単独企業▽京都市公契約基本条例に規定する市内中小企業である等。
 参加表明書及び技術提案書の提出は6月21日5時まで。参加資格確認結果の通知は6月25日、書面審査は7月2日の予定。受託候補者選定結果の通知は7月4日に発送予定。
 履行期間は令和3年3月31日まで。
 概算予定価格は1億0260万円(税抜)。
 プロポの担当は京都市都市計画局都市企画部都市総務課技術担当(рO75−222−3641)。