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建通新聞社(中部)
2019/05/31

【愛知】西知多道路未事業化区間 直轄事業化調査へ

 国土交通省名四国道事務所は、地域高規格道路の西知多道路について、未事業化区間を対象とする直轄事業化調査を2019年度に進める計画だ。調査は「令和元年度西知多道路施工検討業務」として、簡易公募型プロポーザルで公告する考えで、5月10日に発注見通しに追加した。近日中に入札手続きを開始するものとみられる。
 西知多道路は、東海市新宝町〜常滑市多屋茨廻間までの総延長約18・5`。北部区間の延長約9・2`は現道拡幅、南部区間の延長約9・3`はバイパスで整備する。東海ジャンクション(JCT)部の延長2`は、権限代行で国土交通省が整備を担当、愛知県は日長インターチェンジ(IC)〜常滑JCT間の延長約8`を事業化している。
 愛知県は、現道拡幅区間からバイパス区間に移行する区間の長浦IC〜日長IC間について▽現道4車線で交通量が多い▽名鉄常滑線と立体交差させる必要がある―といった技術的に困難な点を理由に、国の権限代行による施行を要望している。
 検討業務では、県が本来整備すべき地域高規格道路について、技術的難易度や施行の条件といった事項について調査を実施し、直轄事業化すべきはどうかの判断材料の一部とする。同業務は入札予定時期を第2四半期、履行期間は7カ月間としている。

提供:建通新聞社