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建設新聞社(長崎)
2019/06/01

【長崎】県 高田南土地区画整理の残事業を一括しPFI

宅地設計・施工JVによるDB方式で9月公告
   県 長与都市開発事業所が実施方針公表

 県長崎振興局長与都市開発事業所は、高田南土地区画整理事業の未整備エリアを一括して発注することとし、PFI法に準じて実施方針を公表した。宅地設計・施工JV(分担施工方式乙型)によるDB方式(設計施工一括発注方式)+保留地取得業務(付帯事業)として、9月上旬にも入札公告する予定だ。まず、6月14日(金)長崎振興局で事業説明会を開く。
 同事業は、県が長与町から受託して施行している高田南土地区画整理事業の未整備エリアを、民間のノウハウ・資金を活用して一体的に造成・整備するもの。このことで、単年度発注に比べて効率的に事業を進め、コストの縮減や工期の短縮。さらには、保留地の早期処分による町や県の財政負担の縮減を目指す。
 事業の対象は区画整理事業施行区域東側の約19f。ここで切土約63万立法b(造成面積8・9f)、盛土約54立方b(造成面積9・1f)、宅地擁壁工約390画地・延長1万1500bの宅地のほか、道路、水路を整備。このうち道路は都市計画道路高田越中央線(幅員12b・延長500b)、都計道三千隠線(幅員12b・延長700b)、区画道路(幅員4〜10b・延長5300b)、特殊道路(幅員3〜4b・延長500b)と擁壁工840bを整備予定だ。
 事業では、これらの設計・施工のほか、保留地(106街区2・3f)の取得・売却・活用業務を一括して委託する。事業期間は2020年3月〜25年3月までの5年間。
 事業は、構成員3者による宅地造成工事JVと2者による宅地設計JVで組織する、分担施工方式による宅地設計・施工JVに委託する。JVの主な要件を見ると、建設企業の代表構成員は、土木一式の経審の総合評定値1100点以上、その他構成員1は900点以上、その他構成員2は810点以上。設計構成員1は、04年度〜18年度に元請けとして10f以上の公共団体施行土地区画整理事業の設計実績がある。設計構成員2は、入札参加者資格者名簿で土木関係建設コンサルタント業務「道路」に搭載―など。

   6月14日に事業説明会 6月24・25日に直接対話
 県では、本事業や募集の趣旨についての説明会を、6月14日午後1時30分から長崎振興局AB会議室で開く。参加申し込みは6月13日17時まで電子メール(s28500@pref.nagasaki.lg.jp)で受け付ける。さらに、入札説明書などの公表に先立ち、県と民間事業者との直接対話も6月24日と25日に、県長与都市開発事業所会議室で実施。参加申し込みを、6月17日17時まで電子メールで受け付けている。
実施方針・要求水準書案に対する質問・意見は6月28日12時まで電子メールで受け付け、7月12日に県のホームページで回答する。
 実施方針と要求水準書案は県のホームページからダウンロードできる。ksrogo