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建通新聞社(東京)
2019/06/03

【東京】都 あきる野学園増築・改修基本設計でプロポ

 東京都財務局は6月3日、「都立あきる野学園(31)増築及び改修工事基本設計」の委託先特定に向けたプロポーザル手続きを開始する。児童・生徒の増加に対応するため、既存校舎の周辺で取得した用地を活用しながら延べ床面積約4300平方bの校舎棟・厨房棟を増築するとともに、既存校舎の厨房など一部エリアを配膳室・食堂に改修する。6月10〜14日に参加表明書を受け付けた後、21日に技術提案書の提出要請。提案内容の審査とヒアリングを経て設計者を選定し、9月5日に見積もり合わせを行って契約する。
 あきる野学園(あきる野市上代継123ノ1、敷地面積2万7098平方b)は肢体不自由教育部門と知的障害教育部門の小学部・中学部・高等部で構成する特別支援学校。1996年度に完成した校舎と体育館・プール棟がある。
 入学を希望する児童・生徒の増加に対応するため、既存校舎に接続する形で増築棟(延べ床面積4332平方b)・厨房棟(同342平方b)を建設するとともに、倉庫などの別棟(同317平方b)を新築。併せて既存校舎の厨房部分(同192平方b)と食堂(同248平方b)を改修して配膳室・食堂にする。実習用の畑の整備やグラウンドの新設なども実施する。
 校舎の中央付近にあるグラウンドを現在の敷地の東側に移設。北側に接する区域を工事ヤードとして活用する前提の下、今回の業務を通じて施設の配置や構造、規模、施工手順などを固める。履行期間は2020年5月29日。参考業務規模は約3800万円(税込み)。
 20〜21年度に引き続き実施設計作業を進め、21年度に工事に着手。24年度までの4カ年で段階的に整備を実施する。

提供:建通新聞社