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建通新聞社
2019/06/05

【大阪】中央図書館など17施設へESCO導入

 大阪市は、中央図書館や鶴見図書館など17施設(※概要は表参照)を対象に、ESCO事業の提案を公募する予定だ。6月中〜下旬に募集要項を公告し、2019年度内に最優秀提案者を選定する計画だ。民間のノウハウを活用することにより、二酸化炭素排出量の抑制と光熱水費の縮減を図る。
 中央図書館(大阪市西区北堀江4ノ3ノ2)では、照明設備や空調設備、衛生設備をESCO事業の対象としている。既存の規模は、鉄骨鉄筋コンクリート造地下6階地上6階建て延べ3万4600平方b。完成年度は1996年度。2018年度の電気・水道料金は約5942万3000円だった。
 鶴見図書館(鶴見区横堤5ノ3ノ15)では、照明設備と空調設備がESCO事業の対象。既存の規模は、鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上8階建て延べ1472平方b。完成年度は05年度。18年度の電気・水道料金は約426万6000円だった。
 市が16年度までに導入したESCO事業の効果は、光熱水費削減額が計約13億4000万円、二酸化炭素削減量が計約2万6000d、エネルギー削減率が平均約29・9%となっている。
 市では今後、長居陸上競技場など関連4施設や、住吉スポーツセンター(住吉屋内プール)を対象にESCO事業を導入することを検討している。

提供:建通新聞社