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滋賀産業新聞
2019/06/06

【滋賀】草津市 馬場山寺基盤整備(ほ場整備)事業

 草津市は、馬場山寺地域の未整備田において生産性の向上と経営規模拡大等の体質強化、地域農業の振興と優良農地の確保・保全を図るため「馬場山寺基盤整備(ほ場整備)事業」に取り組む。早ければ22年度の事業採択、同年度からの県営事業としての事業開始を目指したい考え。
 対象となるのは馬場町、山寺町地先の地権者約150名が所有する71・3f規模の未整備の不整形田地。農地の大区画化と道路・水路整備を実施し効率的な営農を可能とし、また換地の手法により工事後の新しい所有者を決めなおすことで、将来の農業生産を担う経営体(担い手)への農地の集積を推進する。かねてより要望のあった同地について、近畿農政局の採択を受け県営事業として基盤整備を開始するまでを市が支援する。
 19年度当初予算には基本設計委託費5748万円を盛り込み、近く基本設計担当コンサルを決定、設計や区画、道路や排水計画等基本設計の前半と用地境界測量業務を19年度に行う。20年度も予算を措置し図面に対する協議や工事費の精査、採択に向けた準備等、基本設計の後半部となる部分や土地改良区設立支援を行う。
 21年度に採択申請書策定支援、経営体育成方針作成支援とともに土地改良区設立を目指し、順調にいけば22年度近畿農政局の採択を受け県営事業として基盤整備事業を開始、県による詳細設計ののち23年度から現場着手、完了まで5ヵ年前後―を見込んでいる。

提供:滋賀産業新聞