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建通新聞社
2019/06/06

【大阪】IR事業コンセプト公募に7者が参加

 大阪府と大阪市は、IR事業者を対象とした事業コンセプトの公募で、7者から参加登録の届け出があったことを明らかにした。今後、8月ごろを期限に提案書を提出させ、10月ごろまで順次提案者との対話を行う予定だ。ただ、この段階では応募者の評価や順位付けなどは行わず、IR実施法に基づいて正式に事業者を公募する。今回のコンセプト提案に参加しなかった事業者も応募が可能。府市では、2025年の大阪・関西万博の開催前のIR開業を目指しており、20年春にも事業予定者を決めたい考えだ。
 今回、参加登録を表明したのは、▽ウィン・リゾーツ・リミテッド▽MGMリゾーツ・インターナショナル/オリックス▽ゲンティン・シンガポール・リミテッド▽メルコリゾーツ&エンターテインメントリミテッド▽ラスベガス・サンズ・コーポレーション―の他、名称非公表を希望した2者の計7者。
 IRの予定区域は、大阪市此花区にある夢洲の約49万平方b。用途地域は商業地域(建ぺい率80%、容積率400%)。今回の公募では、2月に策定した「大阪IR基本構想案」に基づき、▽開発コンセプト・全体配置計画▽各施設の規模・機能・運営方針▽事業スケジュール▽懸念事項対策の取り組み―などについて提案を求める。
 府市では、20年春にも事業予定者を決定する方針。事業予定者は、府市と共同でIRの整備計画を作成し、国に申請する。許可が下りれば22年4月ごろに事業者に土地を引き渡し、整備工事が始まる見通しだ。

提供:建通新聞社